産業革命後のイギリス、中産階級の人々の暮らしは、とても豊かになりました。それはおもてなしの食卓にも明確に表れています。まず、中央に生けられる花は、現代では、みられないほど高さのある大きく、派手なもの。そして、それだけではなくテーブルの上には、複数の大小の花瓶が置かれ、文字通り花を添えています。そして、船、鉄道網の発展により、海外や各地より、珍しいフルーツなども手に入るようになり、富の象徴として、大きな「パイナップル」がテーブルの中央にうやうやしく、飾られたりするのでした。